4K映像のH.265 15fpsに必要な帯域はどの程度でしょう。

概ね10~12MBps程度かと思います。4000MBpsはインバウンドとアウトバウンドの合計と考えてください。

仮にモニタリングが最小の一台とします。2000MBps  但し、実際にはマルチストリームでこの帯域の1/10以下となります。 つまり10台程度のモニタリングまで許容できます。

 

この条件下で150~200台を処理できると言うことです。

 

必須プロセッサ: 8コア/16スレッド以上

必須NIC: 10Gbits イーサーネット

 

必須ストレージ構成:

インバウンド2000MBpsとはBytesに換算しますと250MBytes/Secとなります。

最良に設計されたRAID5 or 6 1アレイ 8台で600MBytes/Sec程度のパフォーマンスが出ます。

数値上は満たしていますが、実際にはこれではNGとなります。

上記の数値は全て平均値でありピークでは余裕度が殆どありません。

更にストレージは書き込みだけでなく、録画映像の再生負荷も発生します。

 

そこで必要になるのがキャッシュテクノロジーです。

最もパフォーマンスの高いRAMキャッシュでRAIDコントローラーのライトバックを有効にします。

必ずバッテリとシステムはUPS必須。

 

更に高速化するにはSSDでアレイを組みます。 単体で1200MBytes/Sec アレイで5000MBytes/Secと驚異的な速度となります。