コネクタ

マザーボードには、リアに実装されているコネクタ類のほかに、ボード上にピンが出ているだけのコネクタがいくつかあります。
たとえばフロントパネル用のオーディオコネクタとか、増設用のUSBコネクタとか。

それぞれボード上に何用とか印刷されていたり、色違いにして用途が違うことをアピールしたり。あとはピン配置を変えることで
間違えないようにアピールしてみたり。

ところがなぜか外部ストレージによくつかわれるこの2種類は、同じ色の同じピン配列だったりします。
USBとIEEE1394。10ピンのうち1ピンが欠ける構造ですが、これの配列が全く一緒、コネクタの形は同じでも規格を拡張して
高速化したものは、けっこう水色で表示されることがあるのですが、これも同じ。などということがあって、間違えがちです。
間違えると当然接続した機器を壊しますし、状況次第ではマザーボードにも問題が発生しますので、お気をつけください。
気をつけるのは出荷する側ですが。

逆挿しや誤挿入防止用に、意図的に同じコネクタを使わないようにするのは当然のヒューマンエラー対策ですが、マザーボードの設計者も、この辺は気にしてほしいところです。
USBもRS232Cもシリアルですが、ピンの定義は異なるわけなので、同じピン配列のコネクタを並べるのはいかがなものでしょう。
(対策をしたつもりでも、強引に間違ったコネクタをつっこまれてコネクタ部分が壊れてしまったこともありますが。)