モニタ

昔はPCの表示機器といえばブラウン管でしたし、接続するインターフェイスはD-sub24ピンと言われるものしかありませんでした。
VGAコネクタと言えば、これしかなかったわけです。PC98とかDOSVとかで仕様が少し違ったりはしていましたが。

今では、マザーボードに実装されているコネクタだけでも、D-sub、DVI-I、DVI-D、HDMI、displayportと5種類があって、
しかも複数のコネクタがあることが普通になっています。
アナログ信号だけを流すD-sub、アナログとデジタル両方を流せるDVI-I、同じような形をしていますがデジタルだけしか流さないDVI-D、
デジタル信号だけを流すHDMI、displayport。
D-subはすたれてきていて、アナログ信号を出すコネクタとしてはDVI-Iが主流、この他にHDMIを同時に実装していることが普通です。
中には、DVI-I、HDMI、displayportのようによくばった実装をしているものもあります。

モニタをつなぐときには、そのモニタがどんなインターフェイスを実装しているのかを事前に調べておく必要があります。
よくある間違いは、D-sub->DVI-I->DVI-D。DVI-IとDVI-Dの変換コネクタがありますのでつなげられると勘違いしますが、つながっても信号は出ません。
また、アナログ信号の場合は、PCにモニタをつながない状態で起動して、起動してからつないでも映像が表示されますが、デジタルの場合、
起動後につないでも映像が出ないことがあります。電源が入っている必要はありませんが、モニタのケーブルは先に接続してください。
同時に2台のモニタを接続して表示させることもできます。ただし、マザーボードによってはデジタル出力の同時使用ができないものがあります。
これは仕様で、故障ではありません。

ビデオカードを実装している場合、マザーボードに直接取り付けられているコネクタは使えなくなります。接続しても表示はできませんので、ご注意ください。