穴をふさげば

OSとそれを構成するコンポーネントはそれぞれで見れば別に不透明でもないのだと思いますが、
これが組み合わさるとブラックボックスになります。複雑に絡み合って倒れずにいる構造を、そのひとつに
問題が発生したことで修復し、穴をふさいで元の構造に戻すと、それが原因になって別のものに穴が開く。

 

セキュリティホールがあったため、その穴をふさいだものと入れ替えたら、今度はその穴をふさいで問題がなくなった
はずのコンポーネントが原因になって別の障害が発生する。よくあることですが。穴をふさぐということは、どこかにふさいだ穴に対応した別の隙間ができてしまうもの。

ウィンドウズアップデートをかけたら今まで動いていたソフトが動かなくなった。そのソフトは別にセキュリティの欠陥を
ついて動作しているわけではないのに、「改善」された環境では動作しない。昨日動いていたものが今日になったら
フリーズしたり、いきなりシャットダウンしてみたり。

不具合の原因追求に追い回されるとき、「それが起きる前にいったい何をしたか」「通常動作しているときの環境とどんな差があるか」
これが分かるとわからないでは、通る道のりが全く異なります。

これもまた、急がば回れ。

 

佐々木